仏教ねえさんの灯点し頃の骨休め

仏教について、少しずつお勉強したことを記録していこうと思って始めたブログです。ひよっこコラムニストです。

ざわざわした気持ちを写経でさようならした話

みなさまごきげんよう。 仏教ねえさんだよ。

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先月、お寺さんで写経をしてきました。

年が明けて、気持ち新たにしたい気持ちが強くあったからです。

昨年はまったく仏教に触れる余裕がなく、日々の仕事に忙殺される日々。大好きな読書すらできず、うちに帰れば、何も考えずにすむYouTubeでゲーム実況を垂れ流すしかできなかったのです。まあ、お気に入りのゲーム実況者ができたからということもありますが、楽な方へ流されていたのは言うまでもありません。

日々の仕事に心底うんざりしていることもあり、さすがにこのまま社畜のまま人生を終えるつもりはさらさらありません。

だらけた生活を立て直すために、もう少しがんばれと自分を励ますために、写経という手段をとりました。

 

そのお寺さんには初めてうかがいました。

宗派は黄檗宗。仏教ねえさんは曹洞宗ですが、宗派問わず受け入れているお寺さんです。

本堂のある建物は大変新しかったです。静かに玄関を開けると、ご近所のマダムたちが写仏しており、大変楽しそうな雰囲気でした。案内をされながら、室内を眺めると廊下の壁面全体に壁面書棚があり、天井から床までびっしりと書籍が並べられていました。写経が終わったらゆっくり見させてもらおうと思いながら、お写経場の本堂へ向かいました。

 

ご住職のお話を聴きながら、小一時間ほどでお写経を終え、少しスッキリとした気持ちになりながら、書棚を拝見させていたところ、ひょっこり現れた新参者の仏教ねえさんに、まあまあお茶をどうぞとご住職がお声がけくださいました。

先代のご住職は大変熱心に布教活動をされていらっしゃり、そのご遺志を現在のご住職が引き継いでいらっしゃるようでした。

またいらっしゃい。よかったらこれをどうぞと、先代が出版したご本をいただきました。そのご本は、大手本屋さんで見たことがある本でした。ありがたくちょうだいし、今読み進めているところです。

ブッダの教えがわかる本―仏教を学ぶ

ブッダの教えがわかる本―仏教を学ぶ

  • 作者:服部 祖承
  • 発売日: 2006/09/01
  • メディア: 単行本
 

 

写経をして1か月経過しました。少しずつではありますが、生活の立て直しができてきています。やはり写経の効用は仏教ねえさんにはあるようです。

2月7日の坐禅会に行きたかったのですが、所用で行くことができず、残念。

来月の坐禅会か写経会には行こうと考えています。

毎月、お寺さんに通うことで、日々の心の穢れをリセットしたい。

本来なら、毎日家で坐禅をすればよいのでしょうが、現代っ子の仏教ねえさんにはハードルが高いのです。非日常を体験することでしか、リセットできないのが寂しいところです。しかし、何もしないよりは、今できる範囲で無理なく仏教に触れることが大切かなとも思います。

日々に惑わされない日を一日でも設けていくことで、心の安寧を取り戻したいと切実に考えています。