仏教ねえさんの灯点し頃の骨休め

仏教について、少しずつお勉強したことを記録していこうと思って始めたブログです。ひよっこコラムニストです。

1月に入ってから映画づくし。

海外ドラマも見尽くしたし、次は映画か。と、

huluとamazonプライムで手当たり次第観ている。

歴史ものが好きなため、どうしても戦争ものを選んでしまう。

そして、ナチ党が気になるため、ヒトラー関連の映画を立て続けに3本。

 

ヒトラー 最期の12日間

ヒトラー 最期の12日間 [DVD]

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ドイツの無条件降伏までの12日間をヒトラー目線で描いたもの。

ヒトラーは凄まじいカリスマ性を持っていることは周知の事実。

敗戦国の末路は、どこの国も同じ。

戦争は人を狂気の中に叩き込むとはこういうことか。

そして、ヒトラーは自殺。

なんて無責任な。

ヒトラーを慕っていた人たちのことを考えないのか。

と憤りを感じてしまった。

 

 

ヒトラーの忘れもの

hitler-wasuremono.jp

 

大阪ではテアトル梅田で上映中。

日曜の夜の上映でも、20名くらいはいた。

 

デンマークで敗戦を迎えたドイツ人少年兵と一人のデンマーク人軍曹の物語。

三カ月の地雷原処理作業の中で、芽生える情。

果たして少年兵たちは故郷へ帰ることができるのか。

デンマークで地雷原の処理はドイツ人少年兵が主に行い、

地雷により亡くなったり、重傷にあった人が約半分。


終戦を迎えても、戦争は続いていくものだ。

ヒトラー自身は自殺して自分の戦争を終わらせたけど、

残された兵たちはそうはいかない。

だから、ヒトラーの忘れもの……ということか。

いい邦題をつけたものだと感心。

 

デンマーク人軍曹を演じたローラン・ムラさん、素敵。

インタビュー記事、あります。ハフィントン・ポストより

「敵でも座って話をすれば共通点が多いと気づく」 映画『ヒトラーの忘れもの』主演のローラン・ムラに聞く

 

 

シンドラーのリスト 

おそらく定番中の定番でしょうか。

前から、ホロコーストの映画を見るのがどうしてもイヤだった。

残酷なことをわざわざ観なくても、聞くだけでわかるから。

同じように、「夜と霧」(ヴィクトール・フランクル著)も手元にあるが、

どうしても読み出せない。

 

それでも、やっぱり観ておいたほうがいいのかもしれないと、

huluで放映されているから観ることに。

 

シンドラーさんの男気とスマートさと財力は、すさまじかった。

 

映像の力強さ。

モノクロからカラーへの切り替わり。

無条件降伏が発せられてからの、シンドラーさんのスピーチ。

どれもが心打たれるものだった。

 

なぜユダヤ人を大量に虐殺せねばならなかったのか。

理解に苦しむとはこういうことかと実感。

戦争は、ものすごく強烈な悪のパワーがひきめき合っていて、

どんなことでもありとされてしまうものらしい。

そんな時代の中にも、

杉原千畝さんのように、ユダヤ人を少しでも救おうとしていた

ドイツ人がいたことに、ささやかな生きる希望があったのかもしれない。

ただただ茫然。

観終わったあと、しばらくは呆け気味。

 

 

ヒトラー関連の映画の紹介。

まだまだ観ていない映画がある。引き続き観る。

 

 

過去にみたドイツの敗戦後の映画はこちら。

buddhistwoman.hatenablog.com

 

 

夜と霧 新版

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